【DRM解除可能】Apple Musicの音楽をWAVに変換する方法
- 3月 15, 2023
- 鈴川 霧
Microsoft社とIBM社によって共同開発されたWAVというオーディオファイル形式をご存知ですか?WAVは非圧縮なので、ファイルサイズが大きくなるがほぼ音質を損失なしで音楽を保存して再生できます。なので、音質にこだわりがある場合はWAV形式に保存するのが最適です。では、DRMで著作権が保護されるApple Musicの音楽はどうやって高音質のWAVに変換できるのでしょうか?この記事では、WAVの基礎知識から、Apple Musicの音楽をWAVに変換する方法まで紹介します。
一、WAVとは?
WAVはMP3と同じく、オーディオファイルの形式の一種で、WAVE と表示されることもあります。Windowsのパソコンを利用する場合はよく聴ける各種警告音やシステム音がまさにWAV形式です。
WAVファイル形式の最も顕著な特徴およびメリットは、オリジナル音声がほとんど圧縮されていないので、音質に損失なくCD品質に近いという点です。一方で、WAV形式のオーディオファイルは非圧縮ということで、ファイルサイズが圧縮されたMP3形式のファイルサイズより4倍近く大きくなります。実は、WAVとMP3の音質は大きく異なりますが、一般的に娯楽として音楽を聴く時など些細な違いしか感じません。WAV形式のオーディオファイルが必要なのは、ビデオなどで高音質の音源を添付する場合や、クオリティーの高いスピーカーやヘッドフォンで音楽を聴く場合です。
音楽をWAVの形式に変換するには、一般的にメディア プレーヤーを使用すればできます。ただし、現在人気のApple Musicなどの音楽配信サービスでは、著作権を保護するDRMが付いているので簡単にはWAVに変換できません。それでは、Apple Musicの音楽をWAVに変換する方法を二つ紹介しましょう。
二、Apple Music向けの変換ソフトでApple Musicの音楽をWAVに変換🔥
Apple Musicの音楽をWAVに変換する方法の一つ目は、専用のApple Music向けの変換ソフト「MuConvert Apple Music変換」でApple Musicの音楽をWAVに変換することです。専用の音楽変換ソフトなので、Apple Musicにあるどんな音楽でも簡単な数ステップだけでWAVに変換できます。また、WAV以外に、汎用性に優れているMP3、AAC、FLAC形式への出力も可能です。曲変換中に、ソフトはApple Musicの音楽についているDRM制限を自動的に解除するので、Apple Musicを解約しても継続的に再生できます。
以下に、MuConvert Apple Music変換ソフトでApple Musicの音楽をWAVに変換する手順を紹介します。
MuConvert Apple Music変換ソフトでApple Musicの音楽をWAVに変換する手順
ステップ1. MuConvert Apple Music変換ソフトを起動して、所持のApple IDにサインインします。

ステップ2. Apple Musicウェブプレイヤーで直接WAVに変換したい曲を検索します。曲を「+」のところにドラッグすると、変換リストに追加することができます。

ステップ3. 変換リストで曲の出力形式をWAVに指定します。出力先も指定したい場合は、下の「出力」のところで指定します。

ステップ4. 特定の一曲だけ変換する場合は、曲に対応する「変換」ボタンをクリックして変換を開始します。複数の曲を変換したい場合は、曲のとなりにチェックを入れてまとめて変換できます。

ステップ5. 変換完了のところで、WAVに変換された曲を確認できます。ここからは、出力ファイルを開いたり、ほかのデバイスに転送したりできます。
三、iTunesでApple Musicの曲をWAVに変換
専用ソフト以外でApple Musicの音楽をWAVに変換したい場合は、Appleのメディアプレーヤー「iTunes」を使う方法もあります。ただし、iTunes を使ってWAVに変換する際にいくつかの制限やデメリットもあります。
まず、Apple MusicのDRM保護により、個別の音楽はWAV に変換されない場合があります。また、原因が不明な不具合により、iTunesでApple Musicの音楽を変換する際に失敗することもよくあります。以下は、参考としてiTunesでApple Musicの音楽をWAV形式に変換する手順となります。
ステップ1. パソコンでiTunesを起動し、メニューから「編集」→「環境設定」→「一般」→「読み込み設定」→「読み込み方法」→「WAVエンコーダ」の順に選択し、最後に「OK」を押します。

ステップ2. Windowsの場合はキーボードの「Shift」キーを、Macの場合は「option」キーを押しながら、「ファイル」→「変換」→「「環境設定で指定したインポート方法」に変換」」の順に選択します。
ステップ3. 変換したい曲を含むフォルダまたはディスクを選択してWAVへの変換をします。
まとめ
以上は、オーディオファイル形式の一つであるWAVについての紹介と、 Apple Musicの音楽をWAV形式に変換する二つの方法を紹介しました。Apple Musicの音楽で高音質の音源が必要とされる場合は、やはり圧縮されないWAVとして保存するのが最善です。Apple Musicは著作権を保護するDRMが付いていて直接変換できないが、Apple Music向けの変換ソフト「MuConvert Apple Music変換」を使うと、問題なくWAVに変換できるのでおすすめします。まずは、ソフトの無料試用版をインストールして音楽変換を体験しましょう!